CAD
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概要
※ 公共事業での電子納品の中で図面についてはCADデータファイル交換フォーマットでSXF(SFC)が開発されて現在のバージョンはVer.3.1となっています。
SXF対応のCADソフトウエアが各社から発売されて、現在ではほぼ100%のCADデータがSXF仕様で交換されています。※ HO_CADpaoとMicrosoft Excelとの連携による自動作図などのシステムを「HO_CADアライアンス会員専用サイト」に公開し、動画で利用方法をYouTubeで公開しています。
2.HO_CADpaoとExcel連携による縦横断図自動作図の手順はこちら
3.HO_CADpaoとExcel連携による三斜ヘロン面積計算の手順はこちら
4.HO_CADpaoによるラスタ図面のトレースの手順はこちら
CADソフトウエア「HO_CADpao」について
1.測量関係で以前から知られていたフリーソフトHO_CADが、2011年に機能アップしました。
2.ソフト名もHO_CADPaoになり、提供形態もフリーソフトから「会員制(HO_CAD アライアンス)のソフトウエア」に変更されました。入会時に1万円が必要になりますが、機能を考えれば十分満足できます。
3.入会するとHO_CADPao本体やオフィシャルガイド、サンプル図面、サンプルVBP(VBスクリプト)などがダウンロードできます。
4.会員のための「FAQ」・「Upload」などの「コミュニティー」が複数存在し、会員同士の情報交換が出来ます。「Upload」は、会員が作成したVBPやExcelVBAを利用してHO_CADPaoをコントロールするシステムなどが利用できます。
5.2013年7月に機能追加がありました。 地籍フォーマット2000データのインポートとエクスポートが出来るようになりました。
6.2013年6月に機能追加がありました。 AutoCADのDWGファイルを直接開くことが出来るようになりました。これにより他のソフトで変換することなくAutoCADのDWGファイルを扱うことが出来ます。
7.2021年5月にバージョンアップされ「HO_CADpao1.6.0.0」がリリースされました。測量関係が強化され、細かな所が修正変更されました。
CAD図面作成例-公図連続図
1.紙図面をスキャニング
1.全8枚の紙図面をスキャニングして全体範囲を合成したラスタ図面です。黒色の四角枠線がトレース範囲です。
2.図面に書き込む情報のデータベース化
1.図面に書き込む土地の情報をAccessなどを使用して入力します。入力が完了したら入力済みデータをExcelに出力しておきます。
3.CADで筆界トレースと地番を作図
1.ここではHO_CADPaoを使用して作図します。 最初に筆界のトレースと地番のみ作図します。
4.ExcelからCADへ土地情報を出力)
1.データベース化された情報をExcel上の「開始」ボタンを押す事によってCAD図面に必要な文字情報が作図されます。
2.Excel上の情報がCAD図面に反映されます。
3.「Excelの表と図面上の文字との関係」
検索キーと合致した図面上の文字に追加情報を作図します。
HO_CADPao上に作図された文字列をExcelの「A列」の文字列で検索して、見つかった時には「B列」から「空白列」までのデータを追加作図します。
この時に、図面上の検索キー文字が回転している場合には、追加される文字も同様に回転して作図されます。※ Excelに入力済みデータを検索して文字列自動作図の動画解説はこちら
CAD図面作成例-縦断図・横断図自動作図
1.Excelに縦断・横断データを入力する
1.縦断図と横断図に必要な測点名、追加距離、地盤高、計画高などのデータをExcelシート上に入力します。この時、SIMAデータがあればインポートすることが出来ます。CAD製図基準に対応したレイヤ分け、色分け・線種に対応しています。(全てのファイルのインポートを保証しません。)
2.必要な図面要素作図ボタンをクリックするとHO_CADpaoに自動作図できます。
2.縦断図の自動作図完了
1.図面の外枠からタイトルボックス、帯部や現況線など、指定した条件で自動的に縦断図が作図されます。 同様に、横断図も入力されている横断本数を指定した一枚当たりの行列数に作図し、複数枚の横断図を作図する事が出来ます。
CAD図面作成例-三斜ヘロン面積計算
1.HO_CADPaoで開いている図面に作図されている三角形エリアの面積を三斜法またはヘロン法で求めます。三辺の距離を作図、高さの線分と高さの作図、三斜番号の作図、求積表の作図まで行います。 標高(Z座標)を考慮したヘロン面積計算が出来るようになりました。これにより、法面などの斜面の面積計算が可能になります。